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白紙だと思われていた死海文書には実は文字が書いてあった?

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 最新の研究で白紙だと思われていた死海文書にうっすらと文字が書いてあることが明らかになった。

 

 死海文書は今まで見つかった書類の中で最も重要なものの中の1つで、2000年以上前の古文書だと考えられている。

 

 それらは1946年から1956年の間にユダヤ砂漠にある11個の洞窟の中から見つかった。

 

 文書の断片は10万点以上あり、世界中の博物館などで見ることができる。マンチェスターの大学の図書館では4つの文書を保管していて、それらは最近まで白紙だと思われていた。

 

 しかし最新の研究で、肉眼では見えないものが書いてあることが明らかになった。

 

 「虫メガネで見てみると、小さくて色あせたラーメド、ヘブライ語の'L'が見えたんだ。」とジョアン・テイラー博士は語る。

 

 「文書には何も書かれていないと思われていたから、断片がレザー工房に切り分けられていた。」

 

 「でも他の断片にもとても色あせて見えにくい文字が書いてあると思う。」

 

 より詳細に研究を進めると、1行15か16文字の文が4行、ヘブライ語アラム語で書かれている断片も確認した。

 

 規則的な行と他の文字の跡は、他の羊皮紙でも見つかった。

 

 テイラー博士は「最新の技術を使うと古代文書を明らかにすることができる。」と語る。

 

 「文字を探したり組み合わせるのは、ソファーの下にあるジグソーパズルを見つけるようなものだ。」