ブラジル:UFOの動画がSNSで拡散される
先週リオデジャネイロ北部で観測された未確認の光はネット上で議論を巻き起こしている。
この現象は何千もの人々に目撃され、ソーシャルメディア上にたくさんの動画が投稿された。また、地元の新聞やテレビでも報道された。
目撃者によると、空に赤、黄、青の球体が浮かんでいて三角形を作り、そこに大きな宇宙船があるかのように見えたという。
しかしこの事件は段々と奇妙なことが起こるようになる。目撃者のこの謎の光についてのツイッターへの投稿が、不可解なことに消えてしまったのだ。
そのすぐ後に、レディットに投稿されたものも理由がわからないまま削除されてしまった。
誰かがその地方のある建物の上の白い空間を写している人工衛星の画像をグーグルマップから投稿すると、この未確認の光の現象への妄想がさらに悪化した。
「この場合、人々が見ているのは一時的に負荷が掛かっている人工衛星のセンサーの反射だ。」とグーグルは説明する。
「本質的には、太陽がその建物の表面に反射して、人工衛星は少しの間視力を奪われているのだ。」
以前からこの地域には軍が実験を行っているという噂があった。
しかし現状では、市民によって記録されていたことが本当に起きたという証拠はない。この事件の一連の流れは、妄想や陰謀論が特にソーシャルメディアでどのようにして手が付けられない状態になっていくのかということを表すいい例である。
今回撮影された信じがたいUFOらしきものは、おそらくドローンや爆発、また別のありふれた何かである可能性がとても高い。