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様々な推測が出回る中、金正恩氏の病気のうわさが否定される

 韓国政府が、金正恩氏が心臓手術の後に深刻な状態に陥っていることを否定した。


 それではなぜこの噂が広がったのか?

 同氏は4月15日に行われた祖父の誕生日を祝う式典を欠席した。
正恩氏はこれまで一度も欠席したことが無かったため、単に欠席したとは考えにくかった。
そして必然的に彼の噂が広まったが、どれも真実だとは証明できなかった。


 金正恩氏の病気が深刻だというニュースの記事が最初に載ったのは、脱北者が運営するウェブサイト上だった。
「我々は彼が去年の8月から心血管系の病気と闘っているのを知っているが、それは繰り返される白頭山への訪問で悪化した」という投稿がデイリーNKに寄せられた。


 正恩氏がいなくなったのはこれが初めてではない。
2014年の9月上旬から40日程度彼は公の場から姿を消した。そのせいで、同氏が他の権力者から追い出されたなどの推測が飛び交った。
そのあと彼は杖を持って再び姿を現した。
朝鮮メディアは彼の健康状態があまりよくないことは認めたが、痛風に苦しんでいるという噂には触れなかった。


 彼に万が一のことがあったとき、彼の変わりは誰になるのか。妹の金与正なのか。
我々は情報を待つことしかできない。