オーストラリア:新型コロナ接触追跡アプリ導入
政府が公表した新型コロナ接触追跡アプリは、公開されてから1時間以内に100万人以上の人にダウンロードされた。
この「COVIDSafe」という名のアプリは、Bluetoothを用いた通信で、他者が1.5メートル以内に入ってきたときに知らせてくれる。
そしてその接触を記録し、暗号化する。
もし、陽性反応が出ている他のユーザーと15分以上接触していたら、そのアプリが知らせてくれる仕組みだ。
ジョンズ・ホプキンズ大学の調査によると、オーストラリアでは6,694人の感染が確認されていて、80人の死者が出ている。
ここ最近では感染報告がかなり少なくなっているが、日曜日には16人の新たな感染が確認された。
ハント氏はツイッターで「PM10:30に100万人のオーストラリア人がこのアプリをダウンロードして、#COVIDSafeappに登録してくれた。自分自身、家族、また医者やナースを守るために、さらに多くの人に登録してほしい。」と述べた。
同国首相のスコット・モリソン氏は「もし十分な数の国民がこのアプリをダウンロードしたら、ロックダウンの規制を緩和することもできる。」と述べた。
また、政府は「最大限の有効性を求めるには、国民の約40%がこれをダウロードする必要がある。」と声明を出した。
誰がこのアプリに貯められている感染者のデータにアクセスするのかというプライバシー問題に関して、オーストラリア政府は国の保健機関にアクセスする権利があるとした。また厚生大臣は警察といった機関もアクセス可能だと述べた。
このプライバシー保護はいまだに法律に組み込まれてはいないが、議会がただ座っているわけにはいかない。
このアプリでは年齢、携帯番号、郵便番号、名前を聞かれる。ただし、名前は仮名でもよい。
政府は「このアプリのデータは21日後か、アプリをアンインストールしたときに消される。」と述べた。