イタリア:ロックダウン緩和か
イタリアで三月中旬から観測して以来最小の死亡率を記録したため、規制を緩和するプランを示した。首相のコンテ氏は5月4日から、マスクを着用しての少人数での帰省が可能になると述べた。公園も再びオープンするが、学校は9月まで再開しない見通しだ。
イタリアでは26,644人の新型コロナ関連の病死が報告されていて、これはヨーロッパで最多である。
同国では日曜日に260人の新たな死亡が確認されているが、これは3月14日から観測して以来最小の数字である。
ジョンズ・ホプキンズ大学が出したデータによると、現在世界中で197,675人の死亡が確認されているという。
イタリアではその数が減ってきていて、権力者はイタリアの感染率が、規制を少し緩和することが可能だと証明できるほど低くなっていると考えている。
コンテ氏はテレビで、どのようにロックダウンを緩和するか語った。
それは以下のことである。
・国民は自分たちの州は移動できるが、他の州に行ってはいけない。
・葬式を行ってもいいが、最大出席可能人数は15人までで、屋外で行うのが理想である。
・アスリートは個別にトレーニングを再開でき、国民は家の近くだけでなく広い場所でもスポーツをしてもよい。
・バーやレストランは5月4日から持ち帰りサービスを提供してもよいが、その食べ物は家か会社で消費しなければならない。
・小売店は5月18日から再開する。
・スポーツチームは5月18日からチーム練習を行ってもよい。
イタリアのサッカーリーグ、セリエA再開についての情報は何も公表されていない。
コンテ氏は「ソーシャル・ディスタンスを取ることはこの先数か月も必要になってくるし、教会への礼拝は未だに禁止されている。国民はしっかりソーシャル・ディスタンスを意識するように。もし警戒を怠ったらまた感染者は増えるし死亡者も増える。そして経済的にに取り返しのつかないダメージを受ける。君たちがイタリアのことを愛しているなら、距離を取ってほしい。」と強調した。