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史上初の隕石死亡事件

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 研究者たちは1888年に隕石によって死亡したイラク人の男の公式記録を発見した。

 予想もしない死に方という話になると、落下する隕石に当たって死ぬというのはランキングのトップに近いところに位置するだろう。2014年に公表されたある研究によると、隕石が当たって死ぬ確率は1,600,000分の1、これは雷に打たれる確率よりも2倍以上高いことがわかる。トルコ政府から明らかにされた記録によると、そのような予想だにしない死亡が130年以上前、実際にとてつもなく不幸な人に起こったというのだ。

 その記録には1888年8月22日に、現在のイラクスレイマニアのある丘に隕石が衝突したと記されている。そのときある男に隕石が衝突し、まもなく死亡した。その男性は重傷を負い、麻痺もしていたという。

 その記録はまた、その致死の隕石は10分以内に落下してきたもので、目撃者も「火の玉」が空から高速で降ってくるのを目撃している、と示した。この出来事は当時のオスマン帝国君主のアブデュルハミト二世にも報告された。

 研究者たちはまだこの事故に関連した記録を探している。また、この事故は史上初の、隕石が衝突して死亡した人間の記録だと考えられている。

 「ほとんどの小さな出来事でも記録されている。つまり君がくしゃみをしたら、どうにかしてそれも記録されているわけだよ。」とイスタンブール大学出身のオザン・ウンサランは述べた。