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新種のヘビの名はスリザリン

f:id:Cristiano7:20200501220442j:plain 横に赤い縞模様がある、明るい緑色のヘビが学者たちのインド、アルナーチャル・プラデーシュ州への探索で発見された。その地域は、人間の活動によって絶滅の危機に瀕している生物も含め、様々な種類の生物が生息しているから、「生物多様性ホットスポット」と考えられている。

 その新種のハブ属のヘビは「サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)」にちなみ「トリメレスルス サラザール(Trimeresurus salazar)」と名付けられた。サラザール・スリザリンとはハリーポッターに登場する人物である。

 一般的には、「サラザールマムシ」と呼ばれている。

 ハリーポッターのキャラクターにちなんで名づけられた生き物は他にもいる。「エリオビクシア・グリフィンドリ(Eriovixia gryffindori)」と名付けられたクモや「ハリープラクス・セブルス(Harryplax severus)」と名付けられたカニがいる。

 その地域は人間による侵略が進んでいるが、このヘビたちのような種を絶滅から遠ざける活動も盛んに行われている。

 「インド北東部を調査することは、道路拡張、農業、水力発電などの大きな開発によって脅威にさらされている生物多様性を記録するのに役に立つ。」と研究のリーダーであるジーシャン博士は語る。