地球の地下深くの構造が明らかにされる？
地球内部の研究をしている科学者たちが地中の新しい構造を発見した。
地震のデータを分析したところ、太平洋の下にある地球の核とマントルの間に謎の構造があることがわかった。
これらの地震波の最も重要な側面のうちの一つに、異なる密度、温度、組成の物質を通過する際にそれらの地震波の性質が変わるということが挙げられる。
世界中にある地震波観測所を使い、科学者たちは地震波の性質を検出、解析した。そうすることで地球内部の構造のイメージ画像を作り出すことができるのである。
メリーランド州の大学の地球物理学者たちによる最新の研究では、太平洋の地下で伝達するS波に注目した。
「核とマントルの間のエコーを一度に少しだけ分析するより、一回で何千ものエコーを解析したんだ。」研究に携わった科学者の1人がコメントした。
「この研究で核とマントル間にエコーを生み出すたくさんの構造があったよ。こんなものがあるなんて思いもしなかった。考えが甘かったよ。」
これらの構造が何の物質から構成されているかは現在でもわかっていないが、研究が進んでいくことによってさらに地球内部の理解が深まっていくだろう。
