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火星には水がたくさんあった?

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 今まで考えられていた量より多くの水が火星の表面に残っているという研究データが公開された。

 

 数十億年前の火星には川と海があったかもしれない。しかし現在の火星の表面は、生物の痕跡がどこにもない乾燥し凍っている大地であるため、生物が住むのに適していない。

 

 火星に水が全くないのは言うまでもないが、ここ数年で科学者たちは火星の表面に、限られた時間でとても小さな範囲に海水があってもおかしくないという研究結果を出した。

 

 火星の表面をモニタリングする実験を含む新しい研究では、今までの研究で出された量よりも多く水が火星の表面に残っていると結論付けた。

 

 しかしこの仮説には悪い面もある。火星の表面に水が残るほど寒かったら、そこは生物にとって生き延びるのが難しい場所になるのである。

 

 このことはもちろん火星のどこにも生物が存在しないということや、遠い昔に生物が存在していたことを意味しているのではない。

 

 小さな塩水の水たまりは今後も研究の対象になり続けるだろう。