イタリア：「悪魔の痕跡」は誰のもの？

　科学者たちは死火山のそばで見つかった足跡の化石に光を当てた。

　「悪魔の痕跡」として知られる印象的なこの足跡は、イタリアのロッカモンフィーナ火山と呼ばれる死火山のそばにあったのを2001年に発見された。この足跡はおよそ35万年前のものだという。

　何世紀もの間、地元の人々はこの足跡を悪魔のものだと考えていた。しかし最近になって科学者たちがどの種類の人間のものなのかを明らかにさせようとしている。

　最新の研究によると、これは現代の人間のものでは無く、ネアンデルタール人のものだという可能性が高いという。当時彼らは火山に登っていた。

　また少なくとも5人が登っていたという。しかしまもなく噴火するという状況でなぜ山に登ったのかは明らかになっていない。

　足跡を作った物質は300℃あったと考えられている。それは彼らが登頂達成前に少しの間待っていたことになる。

　確かに、彼らは帰ってきたのかそうでないのかなどの疑問はまだ解決されていない。

　また、何が目的で行ったのか、ただの好奇心だったのかという疑問も残っている。

　しかし現状ではなにもわからない。