サメの脳を食べる寄生虫
2月から7月にかけて、数千匹のサメとエイがサンフランシスコ湾で死亡していた。
科学者たちが死んでいたサメのDNA解析を行うまで、その現象の理由はわからなかった。
研究結果では、寄生虫がサメやエイの鼻や脳みそ、脊髄を這いずり回り、食べていたということが分かった。
何の種類の寄生虫が食べたのかはわかるかもしれないが、なぜこのタイミングで、しかもどこから来たのかはわからない。
さらに研究を進めた学者によると、野生のサメに病原体が感染するのは初めてのケースだという。
湾内にたくさんの生物がいた場合、寄生虫がより効率的に拡散することが可能になる。
平均より多い降水量も関係していたかもしれない。たくさん雨が降ることで、塩分濃度にも影響し、その結果サメの免疫システムが低下したと考えられている。