ネッシーの仲間?モーゴウルの物語
100年以上にわたりイングランド南西の海岸でヘビのような海の怪物の目撃情報が報告されている。
ネス湖のネッシーは世界的に有名で、そのことに特別な説明は必要は無いが、イギリスで語り継がれている怪物はネッシーだけではない。
他のよく知られている怪物の例として、モーゴウルが挙げられる。それはコーンウォールのファルマス湾に生息していると言われている。
体長6メートルの黒色のヘビのようなこの生物は、何年も目撃情報が絶えず、またネッシーのように地元で語り継がれてきた。
最初の目撃情報は1876年まで遡る。ある2人の漁師がカニの罠を修理しているとき、その罠のうちの1つの周りを大きなヘビが泳いでいた。
似たような生物が1926年に2人の漁師によって捕まえられた。しかし、その生物は最終的にネットを破り逃げたという。
1976年に探索者のトニーがその怪物の悪いイメージをでっちあげたせいで、モーゴウルの伝説は悪評を増やした。しかし、目撃情報は今でも報告されている。
2002年5月に別々の船に乗った2人の漁師が、同じ週に同じ大きさの巨大な生物を見たと報告した。
「水中にいる少し気味の悪い何かを見たし、少し近づくと大きな頭が見えた。と漁業組合に報告した。」と述べるのはコーンウォール漁業組合のダン・マシュー。
「90メートル以内に近づくと、その生物の首が水中から出てきた。その生物がこっちを見ると、大きな水しぶきを上げて水中に潜っていった。」
「ファルマス湾で何年もボートを漕いでいるけど、あんな生き物を見たのは初めてだったよ。」
「何度もイルカやクジラを見てきたけど、それらの生物とはまた違った。」
モーゴウルは有名になってきたが、その怪物の存在を決定づける証拠はいまだに見つかっていない。